山下 淳 YAMASHITA Atsushi

大学院新領域創成科学研究科 人間環境学専攻 教授

連携提案

本研究室では「センサ情報処理ロボットの眼で世界を知る」ことを目指し、人間の目の働きをコンピュータで実現する画像処理技術やセンサ情報処理技術を中心として、ロボット、マルチメディア、ヒューマンインタフェース、セキュリティ、外観検査など基礎理論から実応用まで幅広く取り組んでいる。

現在以下のような研究テーマに取り組んでおり、応用・実用化に関心のある企業との連携を希望する。

研究テーマ

自律移動ロボットによる環境センシング

劣化画像の情報復元と画像理解

ウェアラブル福祉ヒューマンインタフェース

ステレオカメラを用いた三次元計測

複数センサ情報の融合による知的センシング

自律移動ロボットの行動計画

群ロボットによる協調作業

キーワード  

ロボット, センサ情報処理, 人工知能, 画像処理, メカトロニクス

希望する連携

共同研究 / 学術指導

プロポーザル

1.遠隔操作ロボットのヒューマンインタフェース(YMA24051)

SDGs:17の持続可能な開発目標 

研究内容

移動ロボットを遠隔操作する際、ロボットに搭載された複数のカメラの情報を効率的にオペレータに提示することが重要である。そこで当研究室では、ロボットに取り付けた複数台のカメラで映像に対してリアルタイム画像処理を施し、あたかもロボットを真上から見たような別視点映像を生成し、オペレータに提示する技術を開発した

開発した遠隔操作ロボット。複数のセンサを搭載し、無線での遠隔操作が可能である。

© 山下研究室

ロボットの遠隔操作。(a) 開発したヒューマンインタフェース。

© 山下研究室

ロボットの遠隔操作。(b) 画像処理前の4台のカメラ映像。

© 山下研究室

ロボットの遠隔操作。(c) 画像処理後の別視点映像。

© 山下研究室

想定される応用

本研究成果の一部は、極限環境における作業ロボットなどに既に活用されており、実利用が可能な内容である。


連携への希望

このような研究に関心のある企業・団体との連携を希望する。


関連情報

詳細については下記のサイトを参照のこと。http://www.robot.t.u-tokyo.ac.jp/yamalab/

2.人間-ロボット共存環境における案内ロボット(YMA24052

SDGs:17の持続可能な開発目標 

研究内容

当研究室では、人間とロボットが共存する環境において、人間を目的地まで案内する移動ロボットの研究開発を行っている。

案内ロボットは、人間の邪魔にならないように行動すること、すなわち、人間の意図を推定することが重要である。そこで、人間の行動をリアルに再現するモデルを構築し、歩行者の行動を忠実にシミュレーションできる手法を構築した

開発した案内ロボット。自身のセンサで周囲の状況を認識しながら行動する。© 山下研究室

歩行者の行動モデル。狭い場所で道を譲る歩行者の行動をシミュレートしている。© 山下研究室

想定される応用

本研究成果を用いることで、多数の歩行者が存在する環境において、効率的かつ安全に移動ロボットが行動することが可能となる。


連携への希望

このような研究に関心のある企業・団体との連携を希望する。


関連情報

詳細については下記のサイトを参照のこと。http://www.robot.t.u-tokyo.ac.jp/yamalab/