久恒 辰博 HISATSUNE Tatsuhiro

大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻 准教授

連携提案

人生100年時代のアカデミア発 共創型スマートヘルスデザイン研究プロポーザル」

人生100年時代を見据えて、老化を遅らせ健康寿命を延伸させるヘルスサービスを創出することが求められています。これまで、東京大学新領域創成科学研究科では「生命科学」と「人間環境学」を融合することで、老化を食い止める制御技術と疾病予測・介入技術を開発する研究を行ってまいりました。我々の取り組みの特徴は、新領域の開設以来4半世紀にわたり続けてきたモデル動物を用いた脳老化研究から得られた成果を活用して、老化進行の原理を逆手にとって、老化を遅らせ制御する、というところにあります。

これまで行ってきたアカデミアだからこその研究を活用し、千葉県柏市の高齢者ビッグデータをもとに、柏の葉スマートシティと連携し、官民学さまざまな立場の企業が個々の技術やこれまでの成果を持ち寄り、最大限に引き出し合う、共創型スマートヘルスデザインプロジェクトが進行中です。世界よりひと足はやく高齢化を迎える日本が、世界を牽引していくことになる新たな融合研究領域を、共に創り出しませんか。

1) スマートヘルスデザインアカデミー

2) 収集データに基づく課題の抽出

3) モデル生物研究の実施

4) 実証実験の立案とフィジビリティーの検証

5) 共同研究実施を通じたイノベーションの創出

 人生100年時代を見据えて、老化を遅らせ健康寿命を延伸させるヘルスサービスを創出することが求められています。我々の取り組みの特徴は、新領域の開設以来4半世紀にわたり続けてきたモデル動物を用いた脳老化研究から得られた成果を活用して老化進行の原理を逆手にとって、老化を遅らせ制御する、今後5年以内に社会実装が可能な技術を開発するとともに、幅広い分野と連携して新しいテクノロジーを活用することにより、社会のニーズに合わせて持続可能なヘルスサービスをデザインしていくことにあります。

 スマートヘルスデザイン研究の推進により、例えば、生活習慣の改善により高齢者の健康寿命を延伸させるヘルスケアサービスが創出され、若者世代に過度の負担を強いることなく、健康長寿が享受できる社会が実現されます。

キーワード  

健康長寿、デジタルヘルス、脳老化研究、柏の葉スマートシティー

希望する連携

共同研究 / 寄附・寄付講座 / 学術指導 / 研究会 / 講演・アドバイザー

プロポーザル

「人生100年時代のアカデミア発 共創型スマートヘルスデザイン研究プロポーザル」(HST24061)

SDGs:17の持続可能な開発目標 

研究内容

 このプロジェクトは東京大学新領域創成科学研究科で推進する生命科学と人間環境学を融合することで、老化を食い止める制御技術と疾病予測・介入技術を開発し、柏の葉スマートシティーと連携して「誕生から健康百寿まで」を網羅するライフステージ一貫型健康支援システムを構築することを目的としています。